乳幼児の歯の手入れはどうすればいいか
 歯が生え始めてくるとお母さん方は、いつごろから歯磨きを始めればいいのかとお考えのようです。
もちろん歯が生えてくれば、生えてきた歯を磨き始めればいいわけです。
色々な考えや意見があるでしょうが、前歯が4本程度生えている時期なら、ガーゼを指に巻いてこすると、かなりきれいになります。
綿棒できれいにするという意見があることは知っていますが、綿棒でこすってもそんなにきれいになるものではありません。
じっとおとなしくしてくれるはずの無いこの時期は、やはりガーゼで歯をこするほうが、効率がいいと思います。
しかし、ある程度ガーゼで口の中を触られるのに慣れてくると、歯ブラシを使うようにしてください。
清掃効果は、歯ブラシのほうがはるかにあるのです。
  写真のような時期なら、ガーゼで磨くだけでも歯磨き効果は期待できます。
しかし、口を触られることに慣れてくれば、できるだけ早く歯ブラシを使うようにすることをお勧めします。
歯ブラシも、最初のうちは柔らかめのもので構いませんが、いつまでも柔らかいものだと、汚れをきれいに落とすことは難しいと思います。

市販のお菓子やジュースをあげていては、ガーゼで拭く程度では、取り除けない汚れが付きます。お利口に歯磨きをさせるようになる3歳ごろまで、お菓子やジュースは与えないのが賢明だと言えます。
 
そろそろ歯が生えてくる時期になると、まだ歯が生えていなくても、母乳やミルクを与えた後に湯冷ましをあげるようにすれば、お口の中がきれいになります。

きれいなところに生えてくる歯は、むし歯になりにくくなるでしょう。

飲んでくれなくても口の中に入れば、それだけでかなりきれいになります。
それを2,3回繰り返すと口の中はかなりきれいになります。
飲まずに口から出せば、タオルやガーゼでふき取ってあげればいいでしょう。

歯の無いときから、お母さんの手をきれいに洗ったうえで、指で口の中を触ってあげると、歯磨きを始めるときに、あまり歯磨きを嫌がらずにさせてくれると思います。
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