子どもの歯磨きはいつ手伝うと効果的か?
ほとんどの人は夜寝る前に歯を磨いています。子どもの歯磨きを手伝っているという保護者の方も、たいてい夜手伝うと言われます。
しかし私は自分の患者さんに、子どもの歯磨きを手伝うのは昼間の明るい窓際で行うように勧めています。
上手く磨けるのなら夜だけでもいいのですが、夜の家庭の明かりでは歯の隅々までよく見えないため、磨き残しがたくさんあります。
また眠たくなると小さな子はぐずり、なかなかじっとおとなしく歯を磨かせてくれません。これでは歯みがきによるむし歯の予防効果もあまり期待できません。
このような場合も、昼間の方が機嫌がよく、結構おりこうに歯を磨かせてくれ、とてもきれいに磨けます。これは私の患者さんで、調査、確認済みです。
下の左の写真は私が嘱託医をしている、ある保育園の歯科健診の風景です。オープンデッキのところで健診しているので、明るくて細かな部分までとてもよく見えます。子どもをひざの上に寝かせて行っています。
右は夜だけ歯磨きを手伝っている子の、左側の歯の写真ですが、汚れの残っているところが赤く染まっています。
奥の歯はほとんど磨けていないのがわかるでしょう。
皆さん昼間に磨くことを一度試してみてください、磨き残しがよく見え、とてもきれいに歯を磨けるはずです。
 ウッドデッキにて       夜の歯磨き
            下顎舌側の磨き残し  
左の写真は、下顎舌側の磨き残しを染めだしたところ。
 ここも 磨き残しの多いところです。
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